発見！輸入トウモロコシの知られざる用途

摘要

トウモロコシは、粒の性質や特長に応じ、主にスイート種、爆裂種、デント種、フリント種、などに分類されます。一般的に「トウモロコシ」と呼ばれ、日本人にとってもっともなじみ深い品種が食用としているスイート種であるスイートコーンです。スイートコーンは甘さとみずみずしさ、やわらかさなどが特徴的です。次になじみが深いのが、スナック菓子として幅広い人気がある爆裂種であるポップコーン。加熱により、穀粒の水分が膨張してはじけるのが特徴的です。フリント種は一見なじみがないようですが、メキシコ料理のタコス「トルティーヤ」に使われています。角状でん粉と呼ばれる硬いでん粉が粒全体についているのが特徴です。最後に、デント種は一番消費量の多いトウモロコシです。あまり聞いたことがない人が多いと思いますが、デント種は家畜用の餌やコンスターチ(トウモロコシ由来のでん粉)として用いられています。コンスターチは、お菓子づくりで使用することはよく知られていますが、甘味料、ビール、製紙用ののり等多岐にわたって使用しています。