上馬坎旧石器時代遗跡εt白茶文化博物館

摘要

この博物館は中国の有名な白茶の産地であり上馬坎旧石器時代遗跡がある,浙江省安吉県渓龍鄉に位置している。遗跡は博物館の敷地からおよそ1.3 kmの距離にあり,発掘は現在もゆつくりと進行している。従来的な博物館と比較すると,同館は上馬坎遗跡の文化も白茶の文化も特定の方法で展示されているわけではなく,むしろ,来館者に対して両方の文化をインタラクティブに学ぶ機会を提供している。したがって博物館の設計にもより柔軟なアプローチを採用し,起伏のある敷地に様々な規模の展示室を散在させ,それらを回廊で接続することで,ニつの散在または集合している展示室のまとまりと学習空間,ショップ,茶室とその他の関連する部屋で異なる内容の展示を開催したり,展示に関する各種アクティビティを共有できるようになつている。中国の江南地域の中庭の建築的な配置が,この博物館施設の用途と見事な調和を果たしている。