地盤調査に係るトラブル要因と防止対策

摘要

SWS試験がこれほどまでに普及したのは，決して安価で扱いやすいからだけではない。小規模建築物を対象とした宅地地盤の評価で大事な情報が得やすいから普及したはずである。SWS試験は簡易法なのでといわれるが，どの試験に対して簡易といわれるのだろうか。一般的にはボーリング調査（標準貫入試験）に対していわれていると想像するが，小規模建築物の宅地地盤の評価を1ヵ所の標準貫入試験で，しかも深度方向に1m間隔でN値が分かってどう判断するのだろうか。