大和田地区の開削工事•Hランプシールドの施工

摘要

東京外環自動車道大和田工事の工事延長は，本線部の掘割構造物（延長1,668m,委託区間90m含む)，市川中央ICランプ部，京葉JCTのAランプ部（延長274m)，E ランプ部（延長354m），Hランプ部（延長832m)である（図-1)。全線が大規模な開削工事であるが，Hランプ部のうち347mはシールド工事区間である。工事概要および主要数量を表-1に示す。その他，県道下に埋設されている江戸川幹線下水道の付替え区間では，スーパープラグ工法を用いた完全不断水による既設下水道管の切替えを行った。また，現場作業の省力化•省人化に関する取組みとして，ランプ部分の函体の一部（1連1層ボックスカルバート）や独立避難通路を現場打ちからプレキャストに変更した。本稿では，これらの取組みについて報告する。