五日市地区の地すベり地帯における切土安定化対策: 上信越自動車道4車線化事業五日市工事

摘要

本工事で実施した対策は以下のとおりである。切土安定化対策としては切土勾配1：3.5とし，切土法尻部の補強対策として大型ふとんかごを施工，併せて排水対策として集水井と水抜きボーリングを実施した。また，これらの施工に当たり，動態観測および自動傾斜計による観測を実施し，地山の挙動を監視しながらの施工となったが，大きな挙動変化は発生しなかった。切土部施工後の早期安定性を図るため，試験施工の結果，植生マット工を採用して施工した。