土木におけるグラウソドにァソカーのマネヅメソト

摘要

グラウンドアンカーは，主に自然斜面や盛土•切土の法面を安定させる目的で用いられる。留意するべきは，グラウンドアンカーは補強する対象の安定性を高める一種の部材であるということである。土工構造物の特色は,その築造から供用•更新に至るライフサイクルにおいて非常に大きな不確実性を有している点である。グラウンドアンカーが打設される自然地盤は，鋼構造やコンクリ一ト構造物に比べて特に不確実性が大きい。本来自然に造成された地盤であり，設計に先立って行う調査には自ずと限界があり，施工の段階になって新たに判明する情報も多い。さらに法面の掘削による岩盤内部の応力解放や風化の進展のように，施工によって不確実性が増大する場合もある。