鋼構造建築物の耐火性能予測技術の高度化に関する研究: 耐火被覆の損傷を考慮した建築部材温度予測モデルの構築

摘要

筆者は，東京理科大学大学院国際火災科学研究科博士後期課程に在籍時，論文名「鋼構造建築物の耐火性能予測技術の高度化に関する研究〜耐火被覆の損傷を考慮した建築部材温度予測モデルの構築〜」を審査頂き，2019年9月に博士（工学）の学位を東京理科大学より授与された。博士論文に関する研究は，所属していた大宮研究室のメンバーに多大なご協力を項きながら，指導教員大宮喜文教授，国土交通省国土技術政策総合研究所鈴木淳ー博士のご指導から多くのことを学び，研究に対する並々ならぬ情熱，研究者としての姿勢や考え方に接することができ，極めて幸せなことでめった。本稿では，筆者の博士論文の研究内容について簡単ではあるが紹介していきたい。