管路施設の包括的民間委託の効果的な実施事例について: 青梅市における管路施設の包括的維持管理の取り組み

摘要

青梅市は人口約14万人で東京都の約5%を占める10,326haという広大な面積を有し、山地•丘陵地や河岸段丘、河川が入り組む複雑な地形構造をしている。東京都の流域下水道多摩川上流処理区として昭和47年度から下水道事業に着手し、現在の人口普及率は94.2%で未普及解消のための整備を進めると同時に、老朽化が進む管路施設の計画的維持管理が課題となつている。これまでに整備が行われた管路の延長は、汚水管が約555km、雨水管が約78kmとなっている。