簡便な積層プロセスによって製造が可能な新規透明圧電材料を開発

摘要

関西大学と帝人（株）は、ポリL乳酸（PLLA）とポリD乳酸（PDLA）の2種類のポリ乳酸フイルムを用いることで、簡便な積層プロセスにより製造することができる、透明かつ柔軟性があり、従来にない高い圧電効果を有する材料（圧電材料）を開発した。今回開発されたポリ乳酸積層フイルムは、PJLAフイルムと、その光学異性体（キラル高分子）であるPDLAフイルムを積層させたもので、PZTを凌駕する圧電効果を発揮しつつ、従来以上に大型化?軽量化を実現可能な柔軟性を有する圧電材料。