ダンパラ

摘要

ここ数年，真夏の午後2時を過ぎると，我慢できない ほど暑く感じるのは，私が歳取った所為だけではなく， 誰に聞いても最近は物凄く暑くなったと言うし，老体の 身には相当堪えるので，何とかこの暑さを回避できない ものがと思っていた。大正・昭和時代であればパナマ帽 とかストローハット，ソフトハットや中折れ帽などたく さんあったが，元々日本人に帽子は似合わないのか，平 成の現在では着用している人をほとんど見かけないの で，通勤時は日陰を選んで歩くしかなかった。それが昨 年の夏，通勤中の女性の大半が日傘を活用しているのに 気がつき，休日の買い物時に日傘を差している家内に「そ れで暑さを防げるんか？」と聞くと「うん，涼しくて快 適やで」と言うので，「ちょっと貸してみい」と受け取っ て頭上に翳してみると，確かに照り付ける太陽を遮って， 顔も頭も思っていたより涼しく感じた。