特別高圧•高圧電線路の雷対策

摘要

電気事業第一期の市内配電時代における高圧電線路は，高圧3,000Vでの送電が主体である。木柱を使用し，碍子は磁器製二重碍子，電線は木綿被覆電線を架設した。これらの電線路の雷保護対策は，第15話（2020年3月号）の第4図，第5図のような，架空地線による対策や避雷器による保護が実施されていたと思われるが，筆者自身がその具体的対策事例の資料を見ていないため，実際に雷保護対策が実施されていたかは不明である。