メータの性能

摘要

受変電設備に使用される指示計器（メータ）は，JIS C 1102(直動式指示電気計器）に要求事項などが規定されている。JISC1102には，階級，固有誤差，影響変化値，試験方法などが規定されており，高い信頼性を要求される受変電設備での使用において，設備の特性を考慮した規格となっている。ここで指示計器とは，測定値を記録せず，常時表示する計器をいう。以前の指示計器は，機械式のメータが使用されていたが，近年デジタル式の電子式指示計器（以下：マルチメータ）が主流となっている。マルチメータとは，複数の指示計器と変換器をー体化した機器である。ハカルプラス㈱初のJIS認定指示計器は機械式であった（写真—2.9.1)。また，JIS110mm角広角度計器サイズに対応した国内初のLED式マルチメータを製品化した（写真—2.9.2)。さらに使用者が多様な表示項目と設定変更を可能とした液晶式マルチメータを製品化した（写真—2.9.3)。