最新の防災・防犯計画

摘要

総合防災システムとして，カメラ・放送・サイネージと連携し，「スピーディな現地確認」や「視覚，多言語での避難誘導」などが考えられる。「スピーディな現地確認」では，広い敷地で現地確認に時間がかかる施設や，入室困難な部屋の確認などで対応。「視覚，多言語での避難誘導」では，視覚的に多国籍の方に分かるようなサイネージの対応。テナントビルの防犯計画において，防犯設備は事業者ごとに考え方も異なるため，各事業者の基準やテナントとの交渉によって，各種方法の対応を検討することとなる。テナント入居者が自前の入退を用意するときのビル入退とのかかわりについての考え方，また，建物全体のプランニングは，一般的な「セキュリティレベル」についての考え方について解説する。