寸暇寸言第426回読後感想

摘要

ノーベル医学生理学賞を京都大学の本庶祐先生が受賞された。受賞理由は，がん免疫療法の発展に貢献し，免疫の司令塔であるT細胞表面の「PD-1」という分子を発見し，これが抗がん剤として知られるオプジーボの開発につながったとのことであった。正しくは，抗がん剤ではなく，がん治療薬に当たり，その働き方からも化学系の大きな副作用が伴う薬ではなく，自身の免疫を阻害する要因を除き，免疫の再活性をうながす薬であるという。