路上表層再生工法を応用した路面補修工法の施工事例: ヒートドレッシング工法

摘要

路上表層再生工法は，現位置において既設アスファルト混合物層を再生する工法である。現場から搬出される舗装発生材，および新規のアスファルト混合物の使用量を節約できるため,リサイクルや地球温暖化ガスの排出削減に効果的な工法であるが，施工に専用の大型機械を用いるため，小規模工事への適川が困難であった。 筆者らは，路上表層再生工法の適用範囲拡大のために，簡易な施工機械編成で表層の再隼を行う「ヒートドレッシング工法」を考案している。本報では，ヒートドレッシング工法の概要，および施工機械の特徴を紹介するとともに，実道での施工事例について報告する。