縦型回転混合攪拌中層改良工法の概要: ツイン•ブレードミキシング工法による多層地盤改良施工

摘要

ツイン•ブレードミキシング工法（以下「本工法」という）は，改良深度が2m〜13m程度の浅層から中層•深層域までの広範囲な改良が可能な地盤改良工法である。施工機は汎用のバックホウのアームに取り付けたケーシング先端部に鉛直方向に回転する縦型回転撹拌装置を装備している。本工法では，有機質土や粘性土等の多層地盤においても，原位置地盤に必要な固化材配合を調節した施工が可能である。なお本工法は，新技術活用システムに登録（KT-050086-V)され，平成24年度準推奨技術（新技術活用システム検討委員会（国土交通省））の選定，設計比較対象技術の指定，および一般社団法人日本建設機械施工協会より平成22年6月に建設技術審査証明書を受けている。