大規模舗装切削を伴う高速道路の迂回切替工事: 東京外環自動車道（仮称）京葉JCT建設に伴う京葉道路の車線切替工事

摘要

供用中の高速道路(京葉道路)の地下に外環自動車道の函体を構築するため,京葉道路を迂回させながら開削にて施工を行う工法を採用した。京葉道路は1日あたり13万台が通行する重交通路線であり,京葉道路の車線切替工事にあたつては,交通に与える負荷を最小とすることが求められた。当工事の中でも,曲線部の横断勾配による迂回道路と既設道路の段差(最大1.2m)を切削する工事については,渋滞を最小限にする為,交通量の少ない夜間の時間帯に3車線のうち2車線を交通規制して工事を実施し,決して作業遅延が許されなかった。そのため,綿密なタイムテーブルを作成して作業の進捗管理を行い,京葉道路に著しい渋滞を発生させることなく迂回路復旧を終えることができた。