PPPで進めるスマートコミュニティによるまちづくり宮古巿スマートコミュニティの事例

摘要

本稿は，スマートコミュニティによるまちづくりが，地方が抱える課題解決へのひとつの処方箋であることを示し，その事業をPPP (Public Private Partnership：公民連携)で進めることの有効性を説明するものである。スマートコミュニティはエネルギーレイヤーからのまちづくりアプローチであり，地産エネルギーを地域内で循環させる，あるいは域外に売ることで，域内における資金循環が活性化し，地域のGDPをアップさせる。また，スマートコミュニティによるまちづくりを進める上においては，公と民が密接に連携することが，事業進涉の効率性を高め，プロジェクトを成功へ導く鍵となる。