複雑な地形形状における覆工設置工事への3次元地形データの適用

摘要

渋谷駅前の再開発工事において，国道246号線部では，東口地下広場から地上への出入口構築工事が行なわれている。工事箇所は，昼夜通して交通量が多く，縦横断勾配を持つ幹線道路であり，地下構造物施工中の路面覆工には，騒音，振動防止のため，段差のない覆工の施工が要求されていた。そこで，移動式3次元レーザースキャナーで，正確な現地形データを取得し，作成した3次元モデルを活用することで，合理的な路面覆工の設置高，勾配の計画策定を行なった。また，3次元モデルを活用した，構造物の干渉確認，施工検討を行なった。