強力超音波音源を用いた音響探査技術の開発

摘要

トンネルや橋梁の点検の際，目視点検や叩き点検が実施される。これらの点検を実施するためには，高所作業車や足場が必要となることや交通規制も必要となる場合もある。また，叩き点検の評価は検査者の主観に頼られることが多かった。音響探査技術を用いることにより叩き点検を離れた場所から実施可能となり，道路トンネルで路面上からトンネル天端の調査が可能となる。さらに，評価ではデジタルデータが用いられ，客観的に欠陥位置の判別がなされるというメリットがある。