会津若松市の水環境保全の取り組み

摘要

昭和の終わり頃，会津若松市の市街地では，生活排水により河川の水質がかなり悪化していた。下水道等による生活排水処理が始まって水質は徐々に改善し，今では街なかの一部の水路で小魚などが見られるまでに回復した。猪苗代湖は平成の初め頃から，弱酸性の水質が中性化し，また自然の浄化作用が低下して水質の悪化が懸念されたため，県や流域自治体と協力して，猪苗代湖の水環境をきれいなまま次代に引き継ぐことを目的に様々な取り組みを行っている。