技術力の向上に向けて

摘要

私は平成元年に当時の建設省に入省しましたが、その頃、技術というものは先輩から後輩に伝承されることが一般的であり、先輩職員と一緒に、また1人で現場に行っては多くのことを学hだものです。ところが国土交通省の職員は減少し続け、一方、ァカウン夕ピリティ一の向上や公共工事の品質確保など社会的な要請は増加し、更には、気候変動による自然災害の頻発化·激甚化や老朽化ィンフラの急激な増加など、業務の質や量が増えた結果、今の若手職員は現場に出る余裕も持てない状況です。地方自治体や民間企業も、若手職員は机の上で日々の業務をこなすので精一杯で、現場に出て技術を学ぶ機会など多く持てないということが聞こえてきます。