ビル用マルチエアコン運転状態の見える化技術遠隔監視システムによるビル用マルチエアコンの性·運用状況の見える化　新サービス「性能当番」

摘要

地球温暖化防止のため，世界規模でCO2削減が求められている現在，日本でも2020年に1990年比温室効果ガス25％削減の目標が設定され，2010年10月には「地球温暖化対策基本法案」が閣議決定された。これらの中長期目標を達成するため，政府はあらゆる政策を総動員することが必要であり，メーカーの立場からも製品開発だけでなく，提供する サービスなどでさらなるCO2削減に取り組んでいく必要があると考える。とりわけ，建物のエネルギー使用量で約4割を占める空調システム．特に近年大規模ビルでも採用が増加しているビル用マルチエアコンにおいては，機器効率の向上だけで なく運用実態の見える化のニーズも高まりつつある。