国内試乗◎1.5リッターに名機の予感

摘要

2013年9月に現行モデルが登場したフォードのコンパクトSUV、『クーガ』に早くもマイナーチェンジが実施され、その商品性がさらに高められた。これまでも手頃なサイズのSUVとして、その機能性や実用性が高く評価されてきたクーガ。自動車趣味人のパートナーとしても、その存在は大いに注目されるところだ。今回のマイナーチェンジでの最大のトピックスは、『Titanium=タイタニウム』と『Trend=トレンド』の各グレードで搭載エンジンが差別化されたこと。特に注目されるのはTrendに搭載される1.5リツター直列4気筒EcoBoostで、182ps&24.49kg-mの最高出力&最大トルクを発揮しながら、同時にアイドリングストップ機構の採用などで、これまでの1.6リッター仕様に対して約34%もの燃費性能改善を実現している。これに6速A/Tを組み合わせ、走行状況に応じて0:100〜100:0まで前後輪間でトルク配分を自動的に最適化するインテリジェントAWD機構によって走りの魅力をさらに高めている。