2017年制定土木学会コンクリー卜標準示方書〔設計編〕〔施工編〕 改訂の概要

摘要

土木学会コンクリート標準示方書（以下，示方書）は昭 和6年制定「鉄筋コンクリート標準示方書」を前身とし， コンクリート構造物の設計，施工，維持管理に関する技術 の進展に合わせて，編の新設，分離，統合を行いながら 改訂が重ねられてきた.近年では5年ごとに改訂されてい る.示方書は，学官民の技術者•研究者が学会の立場で， 広く公のために作った技術規準であることが最大の特徴で ある.道路構造物，鉄道構造物，港湾構造物などを問わず 土木分野のコンクリート構造物全般に適用されることを念 頭に置いている.