中国の長大橋建設における日本の技術協力

摘要

中国における吊橋建設は，1995年に汕頭海湾大橋 (452m:最大支間長，以下同様）をはじめに，西陵長 江大橋（900m)，虎門大橋（888m),江陰長江大 橋（1 385m),潤揚長江公路大橋（1 490m),舟山 西堠門大橋（1 688m)等を次々に建設し，さらに現 在，世界の最大上位20橋に入る4橋の吊橋が建設中で ある.その中で，世界第2位になる武漢楊泗港長江大橋 (1 700m)は2019年に完成予定である.吊橋と斜張橋 の供用•建設中を含め世界上位20橋を表-1に示すように， 中国の長大橋ストツクは，間違いなく世界一の規模であ り，長大橋の技術力の向上が著しい.これらの建設資金の ほとんどは自国資金である.