東名高速道路　全線開通50周年を迎えて: 100周年に向けて考える

摘要

2019年5月26日，東名高速道路は全線開通50周年を迎えます.1969年，昭和44年5月26日に大井松田～御殿場間26 kmが開通し，東京都世田谷区～愛知県小牧市までの347kmが全線開通し，先に開通していた名神高速道路とつながり，首都，中京，近畿の三大都市圏が高速道路で結ばれました.その後，我が国の社会経済活動を支える大動脈として，モータリゼーションの進展と経済発展に大きな役割を果たしてきたということができます.現在では，利用交通量は開通時の約3倍に増加し，大型車交通がその3割を占めています.高規格幹線道路全体の約7%の延長しかない東名•名神（新東名•新名神含む）が高規格幹線道路を通過する貨物量の約半分を担っている状況です.