バングラデシュ国ダッ力都市高速鉄道建設事業を曰本企業が受注

摘要

バングラデシュ国の首都ダッカにおいて整備される都市高速鉄道（MRT)の整備事業を三井住友建設(株）とタ ィ国企業のJVが受注いたしました.また，その施工監理 も日本企業を幹事会社とする国際JVが担当いたします.バングラデシュ国は国土約14.7万km~2 (日本の約4 割）の中に約1億6300万人（世界第8位）の人口を抱 える世界有数の人口密度を誇る国です.この中でも首都 ダッカは近年人口集中が著しく ，慢性的な交通渋滞やそれ に伴う大気汚染が社会的な問題となっています.この問題 解決のための方策の1つとしてダッカ市内に大量輸送シス テム（Mass Rapid Transit ： MRT)が日本の政府開発 援助（ODA)で実施されています.このプロジェクトは MRT6号線プロジェクトと呼ばれ，総延長約20kmの高 架型鉄道を都心部の南北方向に建設するもので，この中で このたびCP6工区が発注され，三井住友建設(株）とタ ィ国のItalian-Thai Developmentの共同企業体が受注， 契約しました.契約調印式はバングラデシュ国側から道路 運輸省カーデル大臣やダッカ都市交通公社のシディキ社長 など，日本側からも在バングラデシュ日本大使館の伊藤公 使，JICAバングラデシュ事務所の西片所長などの各要人 を含む関係者約350人が出席のもと，2018年4月30日 に執り行われました（写真-1).