欧州見聞録 '直擊カメラマン'スザキの欧州飛行機撮影記(最終回)

摘要

飛行機を見る•撮る楽しみには、機体の成り立ちにも由来するデザィンへの興味と視覺的快感、その機体が実際に飛行する様を目撃する興奮、といった要素が多分にある。その点、国内でおもに日本•米国製機に慣れ親しんだ感覚で接するロシア機は、まさに異文化の象徴にして異形の存在と僂には映り、その摄影には新鮮な刺激が尽きなかった。なかでも印象だったのは、写真のMAKS 2011におけるBe-200Chs飛行艇の離陸シーンだ。飛と艇と言えばUS-1、 US-2などのプロペラ機を想起する僕は、双発ジェットの奇抜な機体の登場に好奇心を昂らせた。