SC32幹事国としてのISO活動準備状況報告

摘要

私が自動車技術会(JSAE)で標準化事業に関わり始めたのは，今を6年半遡る2008年4月であった.電子•電装分野における「自動車規格」JIS,JASOの制定，改正及びISO/TC22/SC3(Electrical/Electronic equipment)に対応した日本国内委員会としての活動を担当する電子•電装部会の部会長を引き継いでからである.以来，自動車業界における日本のプレゼンスに見合った国際標準化分野での貢献度向上を目指し，日本発国際標準化に取り組んできた.こうした中，TC22再編成に伴い日本はSC3の後継であるSC32幹事国を引き受け，私は初代SC32議長の大役を仰せつかった.ここではこうした経緯とSC32立ち上げに向けての準備状況を紹介する.%As a result of TC22 restructuring after 67 years absence Japan takes a role of secretariat company for newly built SC32 (E/ E Components and General System Aspects). So in this paper preparatory activity and future prospect for SC32 are described including how to negotiate among participant countries and former organization.