自動車と環境

摘要

2014年度には,消費税増税により前年度(2013年度)比6.9%減の530万台で,4年ぶりのマイナスとなったが,さらに2015年度は,前年度(2014年度)比6.8%減の494万台となり,東日本大震災直後の2011年度以来4年ぶりに500万台を割ったこれは,2015年4月の軽自動車税の増税により,軽自動車の販売台数が初めて国内自動車販売の4割を超えた前年度(2014年度)に比ベ,2015年度には16.696減の181万台にまで落ち込んだことが大きな要因である.国内で販売される自動車の多くがハイブリッド車やクリーンディーゼル車などの低燃費·低排出ガス車であり,年々運輸部門における二酸化炭素(CO_2)排出量は減少しているものの,そのほとんどが自動車から排出されていることから,引き続き自動車のさらなる低燃費•低排出ガス化に向けた法整備や技術開発が必要である.