スマートシティ構築に向けた電動車両の役割と三菱自動車の取組み

摘要

三菱自動車では環境技術の頂点として電動車両を位置づけており，基幹技術，基幹事業とすべく開発を推進している.電動車両は，太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギー発電の蓄電先としての機能，および災害に対し強靭な国土を実現させるために必要な非常用電源としての機能を求められており，これら機能を実現するために，住民が生活の質や利便性を損なうことなくCO_2排出量を最小にできる地域エネルギーマネジメントシステムを開発し，次世代エネルギー社会の構築を目指す実証実験を行っている.%EV is not only means of transportion but acquiring static values with unique function of storing and discharging electricity in the vehicle body. EV, as buffer energy of the community, can be a stabilizer of renewable energy generation or a resilience of disaster.