乗用車: 総合

摘要

2018年の世界自動車市場は，成長の減速がみられるなど大きな転換期を迎えた変革の1年であった.米中貿易摩擦やイギリスのEU離脱問題など，政治や経済の不透明感が消費者マインドを一層押し下げ，中国，ョーロッパアメリカの3大市場が軒並み販売台数減少となった.一方では，ィンドゃブラジルなど成長を遂げている市場も存在する.また，「CASE(つながる，自動運転，シェァリング，電動化）」を軸に新領域のニーズも台頭しており，既存の自動車メーカでは新しい分野への投資が増加傾向である.そのため，各社ともに自社の得意分野を見つめ直した上で，グローバル展開した事業拡張から主力地域を絞り込むなどの「選択と集中」がより求められることとなった.