規格

摘要

ISO/TC22（自動車）は，近年SC間の活動の繁閑の差異や組織構成の大小が大きく運営上問題があること，また各幹事国の負担が大きい等の課題が提議され，2014年に1947年の創設以来初めて再編成された.これまで日本はTC22内において二輪分野のSC幹事国として汗をかいてきたが，世界，特に欧州からの「日本含めたアジア諸国は経済力に見合った貢献を」の声に応えるべく，日本としてもこれをプレゼンス向上のチャンスと捉えた.そこで，今後クルマの電子化の進展に伴い必要性がますます増加していくであろう「電子•電装領域」に焦点を当て，国際標準化活動強化に向けて四輪関係では初めてISO/TC22/SC32 (Electrical/ Electronic components & general system aspects)の幹事国に立候補し就任した.以来，3年にわたり日本はSC32幹事国として活動してきたのでその成果を概説する.