地下のどこに刬分場を置くのか？:地下施詏の基本的検討

摘要

公募関係資料の「応募要領」には「応募いただく区域の面積は、10平方キロメートル程度」と記載されています。地下施設に必要な面積を地表に投影したものです。応募いただいた区域の地下に地下施設を建設できて、安全性が確保できるのか？さらにどの辺に地下施設を置けば良いのか？が最初に設計で考えることです。 応募いただいた区域面積が地下施設の面積に近ければ「どの辺」はすなわち「深さ」になります。区域がそれよりも広ければ深さだけでなく「平面上の位置」も検討対象となります。 また、地下の岩盤の条件によって変わってくる地下施設の「面積」の検討も必要です。その上で地下施設の面積が収まる適当な岩盤の大きさがあるかも検討することとなります。 このような基本的な検討を行った後、地下施設を構成する坑道の配置や坑道の支保等の詳細な設計が続くことになります。 ここでは、このような地下施設の基本的な検討の実際について簡単にこ説明します。