実証と検証に基づいた木造住宅の制振・耐震補強壁を開発

摘要

住宅構造研究所は，木造住宅の制振・耐震補強「ガーディアン制振・耐震改修工法」を開発し，日本建築防災協会の技術評価を取得した（DPA-住技-21-1）。同工法は，補強壁の構成として，制振補強壁ガーディアン・フォース，筋かい補強壁ガーディアン・シールド，耐震補強壁ガーディアン・ウォールと，異なる特徴を持った3種がある。また同工法には，既存木造住宅の床・天井は解体せず，かつ片面の壁だけを解体すれば施工ができるといった基本コンセプトがある。このことにより，施工手間や引越し費用を削減することができる。