三角港キャノピーの構造デザイン

摘要

熊本県宇城巿三角町。JR熊本駅から観光列車であるA列車に乗って約40分，終着駅が三角駅である。観光列車を降りて駅に着くと，90年代にできた海のピラミツドと大きな駐車場の風景が整備前の状況であった。地域の方々が活用でき，駅から天草方面へのフェリーへの乗り換え待ちの観光客が滞在できる公園，駅前空間へ整備しょうというのが，「三角港港湾海辺空間創造工事」である。その整備の中の三角駅からフェリー乗り場までを，誘導するための通路キヤノピーが本プロジェタトである。設計期間は2013年～2014年，設計監理が2015～2016年であった。キャノピーは建築物になるため建築基準法が適用されるが，港湾工事，公園工事の一部であったことや機能が明確なため，土木の慣習が強い中での設計であった。