軟弱地盤に丸太を打設軟弱地盤対策工法

摘要

軟弱地盤上に建物を建築する際には，建物が不同沈下などしないよう地盤を補強することが重要で，木杭は1950年代ごろまで多く使われてきたが，戦前·戦後の森林資源の枯渴，地下資源の利用拡大によりほとhど使われなくなった。SDGs時代のバイオェコノミーを実現するため，飛島建設は住友林業とミサワホームと共同で，軟弱地盤に丸太を打設し，地盤と丸太の複合地盤で建築物を支える「丸太打設軟弱地盤対策&カーボンストック工法(LP-SoC工法)を開発し，日本建築センターの評定を取得した。2018年に同センターで初の「丸太単体の支持力の設計手法等」で同センターの評定を取得し,本工法はさらに発展させコスト削減を行い，戸建住宅や集合住宅の他，非住宅建築物などに幅広く展開する予定。