図面の手書きにこだわった建築家シンポジウム「伊丹潤・ひらかれる手」

摘要

5月17日に建築会館ホールにて、TOTOギャラリー・間で開催した展覧会「伊丹澗展手の痕跡」のシンポジウム「伊丹潤・ひらかれる手」が行なわれた。登壇者は三宅理一氏（建築史家、藤女子大学副学長）、倉方俊輔氏（建築史家、大阪市立大学准教授）、ユ・イファ氏（ITMユ・イファアーキテクツ代表）、田中敏暗氏（伊丹潤・アーキテクツ設計室長）の4氏。日本と韓国の2つの背景を持つ伊丹潤氏は、自身を「最後の手の建築家」と考え、CADではなく「手でしか伝えられないもの」を大切にした建築家だ。