「進撃」と言えは『進撃の巨人Attack on Titan』である。巨人とそれに抗う人間たちの戦いを描いた諌山創の「劇画」の単行本の発行部数は累計5000万部を突破したという。繁栄を築き上げた人類が、突如出現した天敵「巨人」により滅亡の淵に立たされ、巨大な三重の城壁の内側に生活圏を確保することで、辛うじて一部が生き残る。そして、約100年後、いつしか人類は巨人の脅威を忘れ、平和な日々の生活に埋没していた……というのが物語の発端である。漫画雑誌から遠ざかって既に久しく、手に取ってみる余裕はないが、これほどの読者を得ていることは、時代の核心を突いていることは疑いない。
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