人間五十年下天の内を比ぶれば

摘要

愚生この春数えで還暦になるも、迂闊にも自覚なく馬齢を重ね、恥ずかしい限り。既に心身(特に頭部)のピークは過ぎ、あとは本能の赴くままに子供返りして猫ち惚けて)やがては土となる算段を残すのみ。よって我が胸に蟠る幾ばくかの思いの 丈を建築ジャーナルに託して誌面を汚し、諸兄の嘲笑を誘うも一興と心得、未だ恬淡の境地には遠いものの戯れ言のあれこれを綴ってみようと考えた次第。題して、空調新思想大系。空調新思想体系でもよかったのですが、山上たつひこへのオマージュとして大系としました。時に空調から脱線することも多々あるかと思いますが、それも含めての大系でもあるのでどうかお見逃しください。何やら枕草子の書き出しみたいになってしまいました。