東京•北区街路樹伐採問題18駅前ケヤキと冨士塚やっていいことと恶いこと

摘要

JRが区の南北を貫き、商店街や並木道が点在する東京都北区は品のいい下町だ。埼京線の十条駅は可愛らしい駅舎に小さな広場、 長い商店街が連なる、ファンの多いまちだ。駅前の一角の小さな公園の端に、 大きなケャキが2本寄り添うように立っている。1本の幹周は約3m、もう1本は2m弱ある。隣の交番と樹下で遊ぶ人を守っている。この木の記録は、戦後JRの土地に東京都が公園をつくった時以降確認されるという。その後公園が北区に移管され、木も北区が管理してきた。 JRから都へ、そして区へ所属が代わったケャキたちは、十条のまちの歴史を体現している。