石油天然ガス開発における坑井健全性についてWell integrity in oil and gas field development

摘要

近年、石油天然ガスの開発において掘削された坑井に対し、健全性を確保することが重要視されている。古くは1991年、アメリカMMS（Minerals Management Service：現Bureau of Ocean Energy Management，Regulation，and Enforcement（BOEMRE））の調査によって、メキシコ湾の開発井において、外圧の異常上昇（Sustained Casing Pressure（SCP））が多数見出されたことから、業界の関心が高まった。独立行政法人　石油天然ガス·金属鉱物資源機構（JOGMEC）では、2011年にIntetech．Ltd．社（Intetech）へ委託し、坑井健全性に関する動向調査を行っている。