連続送液可能な小型バルーン式ポンプ

摘要

マイクロ流体デバイスでは微小なサイズのサンプルを取り扱うことで、高速かつ高感度なサンプル解析を実現することができる。この特性を生かして、マイクロ流体デバイスを化学や生物学、医療分野へ応用する試みが広く行われている。近年では、携帯可能かつ使い捨て可能なマイクロ流体デバイスが、ポイントケア診断や加工技術を持たない研究者用デバイスとして注目されている。このような利点があるにも関わらず、マイクロ流体デバイスはシリンジポンプなどの流体制御システムを別に必要とするため、流体を専門としない研究者にとって敷居の高い技術であった。