準不燃性能を持つ内装用単板積層材(LVL)の開発:その３ 製品難燃処理による検討

摘要

製品含浸タイプは、完成したＬＶＬを減圧・加圧により注入することにより、比較的容易に注入処理することが可能になると考えられる。本報では、製品注入による注入量のバラツキや薬剤注入したＬＶＬ製品を模型箱試験により、難燃性能の評価を行ったので報告をする。使用したLVL製品の樹種は、スギ材である。製品寸法は、長さ方向が4000mm、幅方向が150mm、厚さ方向が30mmであった。注入条件は、減圧0.098MPaで2時間、加圧5.0kgf/cm~2で3時間とした。製品の積載の状態は、写真1に示すように、横に3列、縦に8段の計24枚である。