回転機構付すべり支承ＢＳＬの長周期地震動による性能変化と評価法: （その２）多数回繰返しによる性能変化の評価

摘要

回転機構付すべり支承BSL 実大サイズの動的多数回繰返し試験を行い、「すべり材の単位面積当たりの熱容量有効範囲内の熱容量」（= 基準熱容量）を等しくすれば、すべり板温度および摩擦係数の変化率が等しくなる事を確認し、摩擦係数の変化率およびすべり板平均温度の評価式を提案した。尚、 ΣE/ASL が40,000 N･mm/mm~2 を超える場合（500 サイクル、400m まで）および異なる基準熱容量の場合の評価も別途行っている。