福建・土堡民居の空間構成とその変容に関する考察

摘要

土堡住居は客家ではないことが思われ、主に閩中の三明市域に集中している。土堡のメイン居住空間は真h中にある四合院形式（大厝）である。護厝は重要な居住空間ではなく、物置き場や水回り空間と使われることが多い。走馬廊は単なる通廊として、土堡の防衛空間として考えられる。土堡類型の変容は大厝を単位として増改築が展開されることがわかる。