標準火災加熱を受ける構造用集成材の変形挙動および破壊時間その7．構造用集成材による梁の破壊時間の予測方法

摘要

本報では前報その6 の実験に対し、Eurocode5 の高温時熱力学特性値を用いた解析と素材試験からのデータを考慮した素材モデルを用いて熱応力解析を行った。多くの試験体にて、素材モデル解析で実験値を追跡することができた。また、耐力式を用いて破壊時間を予測し、カラマツ・スギ共に、せh断耐力による破壊時間に対して曲げ耐力による破壊時間の方が短くなり、曲げ破壊が先行する結果を示した。