CSVに取り組むビジネスパーソンのマインド•スキルに関する一考察：創業100年以上の歴史を持つ日本企業2社の事例を中心として

摘要

国際社会の動きと合わせ、日本では、企業の社会的責任（Corporate Social Responsibility：以下、CSR)、経済ピラミッドの底辺層（Base of the economic Pyramid：以下、BOP)、共有価値（Creating Shared Value：以下、CSV)、持続可能な開発目標（Sustainable Development Goals：以下、SDGs)などを自社の経営システムに結び付け、社会課題解決を通じて経済的価値向上を目指す企業が増えている。本研究では、このような経営を行っている日本企業2社の事例を通じて、CSVに取り組むビジネスパーソンに求められるマインド•スキルを探求する。