デュアルソニック型混合器を用いて調製された微粒APを含有するコンポジット推進薬の熱分解性及び燃焼特性(Ⅱ): AP含有率と触媒の影響

摘要

前報では、デュアルソニック型混合器を用いて、トルエン5cm~3とAP水溶液150cm~3のエマルションを調製した。それを液体窒素で凍結させ、凍結物を凍結乾燥させた。この方法で調製したAP(FAP)の平均粒子径は1.7μmであった。FAPを用いてAP含有率80%の推進薬を製造し、その熱分解性と燃焼特性を調べた。本実験では、FAP含有率69～72%で製造した推進薬の熱分解性と燃焼特性を調べた結果について報告する。なお、ここではFAP含有率72%で製造した推進薬の結果のみ記述する。